更新料を振り込んだ。
死にたくなった(TT
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ある国は、中央を大きな川が流れ、土地を東西に分断していた。
そのため橋が一定間隔で造られていた。
2本に1本が赤い橋、そうでないものはみな青い橋だった。
旅人がこの国に立ち寄って、この大きな川に辿り着いた。
この川を渡らなければと、川沿いに歩き、橋に辿り着いた。
橋の色は赤だった。
旅人がその橋を渡ろうとして一歩踏み出すと、突然橋が揺れ出した。
危険を感じて飛び退いた次の瞬間には、橋は大きな音を立てて崩れた。
旅人はその光景に唖然とするしかなかった。
そこへ住人が寄ってきて、橋の惨状を見てから周囲を見回した。
そこに旅人を見つけ、こう言った。
「あんた、まさかこの赤い橋に右足で踏み出したんじゃなかろうな」
そんなことを旅人が気にするわけもない。
「知りませんよ、そんなことわかるわけがないでしょう。
橋を渡るのにどちらの足からなどと考える人がありますか」
住人は鬼のような形相で叫んだ。
「馬鹿野郎!この国の橋は、赤い橋は右足から、
青い端は左足から踏み出すと崩れるようになっているんだ!」
旅人が、そんなことは知らなかったと言うと、住人は馬鹿にしたように言った。
「ずっとこの国で暮らしてきた俺から言わせてもらえば、
橋を渡る時にどちらの足から踏み出すかを慎重に考えようという発想がないなんて大馬鹿者だ」
それから住人は罵詈雑言を浴びせ続けた。
1時間程すると気が済んだのか、ため息を残して去っていった。
旅人はそれからもしばらく動けなかった。
旅人は段々と腹が立ってきた。
「なんださっきのやつは、別に俺は変わったことをしたわけじゃない。
それならちゃんと注意してくれればいいのに、人を異常者みたいにいいやがって」
そこに別の住人が通りかかった。
「なんだ旅人さん、橋を壊しちまったのか。
しかもその面だと、誰かにこっぴどく怒鳴られたみたいだな」
その住人は改めてこの国の橋のことを説明してくれた。
そして、これからは橋を壊さぬために、この国の橋を渡るときには橋の色に気をつけて、
手前で立ち止まり、決まった足から踏み出すように心がけることを教えてくれた。
旅人が住人に感謝の意を伝え、川沿いに去って行くのを見送りつつ、住人は呟いた。
「どうしてこの国の橋がそういう風になっているのか、この国の住民も知らんのだ、
それを異常だと罵るなんて、できるはずがない」
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